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 COLUMN
skate columnSKATE COLUMN 2010/11/4  
森田 貴宏
株式会社FESN/代表取締役
スケーター、映像作家、グラフィックデザイナー、ブランドオーナーとして
株式会社FESNの全てを統括する。
スポンサー/FATBROS、WOM、REDI、STRUSH WHEEL
スケート歴/21年
1回目 2010/9/15 『FAR EAST SKATE NETWORK』
2回目 2010/10/6 『スケートビデオ』
3回目 2010/10/20 『日本のスケートビデオ』
4回目 2010/11/4 『スケートエンターテイメント』

『スケートエンターテイメント』

皆様かわらず御元気でしょうか?
今回で4回目、引き続きのコラムを描きます。
担当は森田貴宏でございます。
前回は「日本のスケートビデオ」と題して
コンビニで売られた今となってはレアなスケートビデオの話をしました。→コラム3回目
で、その前は「スケートビデオ」と題して
自分が今まで見て来た本国アメリカ、すなわち世界のスケートビデオの話。→コラム2回目
そのさらに前である第1回目のこのコラムでは
自分の作って来たスケートビデオプロダクション「FESN」の歴史。→コラム1回目
上記したように、今まで第1回目から第3回目までのコラムは全部、過去のことを題材にしました。
しかしながら!人生いつまでも過去のことばかり気にしてはいけません。 
常に前向き、常に前進あるのみがFESN森田貴宏のモットーでございます。
っということで今回記念すべきのコラム最終回は、このコラム始まって以来4度目の正直! 
祝!初の未来篇と題しまして「自分が見たいスケートビデオ」ってやつを描きたいと思います。
このスケートビデオ狂いの自分が今後どうしても見たい!ビデオとは?ってやつです。
作れる作れないは別としてただただ見てみたいってやつです。
どうぞ最後まで宜しくお願い致しまする。
まず最初に僕が見たいものというのを簡単にまとめました。
・テーマがしっかりしているもの
→作品内の骨格がはっきりとしていて、ブレがないもの
(例:コラム2回目に紹介したパウエルのPUBLIC DOMAINやサンタクルーズのStreets on fire)
・まだ誰もやっていないもの、世界初であるもの
→トリックはもちろん、表現手法からメッセージに至るまでの全てがオンリーワンであるもの
(例:overground broadcastingの宮城豪のパート)
・カッコイイだけでなく、その中に笑いや涙、夢や希望といった他の多くの感情があるもの
→人が作っているということがその作品を見ているだけで理解出来るような、暖かみのあるもの
(例:ジャッキーチェン主演のプロジェクトA、同じくキャノンボールなど)
・作者の思想と哲学が作品内に隠されているもの
→出来るだけ深く、そして出来るだけ多くのポイントに作為的に隠されているもの
(例:2001年宇宙の旅、時計仕掛けのオレンジ、七人の侍(荒野の7人)、生きる、overgroundのラストパート)
・視聴者に対してメッセージを訴えかけるもの
→作り手が何を考え、どんな方法を使ってでもそれらを伝えようと努力しているもの
(例:岡本太郎氏のアートのような、松本人志作品のような、関暁夫の都市伝説3/3Dメガネ付き最新本のような)
・そして全ての子供達が楽しいと思えるもの
→純粋な心と、目を持った子供達に向けて作られたもの
以上の要素が混ざり合うビデオが、現在の自分が見たいと思ったスケートビデオ。
すなわち先日、僕が2年ぶりに作り、発表したスケートビデオ「LIBE BRAND UNIVS.」です。
自分の作品を自分の言葉で補う程、僕は自信が無い作者ではありません。
だけどそれを承知で言わせて下さい。
そしてこの場を借りてこのビデオ「LIBE BRAND UNIVS.」を宣伝させて下さい。
このビデオは、大人では理解出来ない1つの表現が入っています。
子供の純粋な感受性でしか理解出来ない表現です。
このビデオは、学校では教えてくれないユーモア、感性、そして感覚を詰め込みました。
このビデオは、スケーターだけでなく多くの人に向けて、スケートの楽しさを分かってもらおうと作りました。
このビデオは、スケートの自由さ、心の解放、より多くの精神性を詰め込みました。
どうぞお子さんがいる人はお子さんと一緒に。いない人は、彼女と一緒に見て下さい。
それもいない人は、友達と。
それもいない人は一人でポップコーン片手にジュースやビールと一緒に見て下さい。
そして
面白いじゃん!と思ってくれた人は、次に友人や親戚、そして家族にこのビデオを紹介して下さい。
自分もタダでみんなに上げるわけにはいきませんでしたが、精一杯みんなの手に渡りやすい値段で作りました。
本編80分/ボーナス20分 → 定価¥1,050
僕がスケートボードに出会い21年、スケートビデオ作りに15年。
10回以上の大きな怪我で自分自身、傷つきましたが、
それら全てを乗り越えさせてくれたのもスケートボードです。
このコラムを描いている今も実は、松葉杖です。だけど治ったらすぐにスケートがしたいです。
全力でプッシュ出来るようになりたいです。思いっきりオーリーでブっ飛びたいです。
思いっきりグラインドでゴリゴリ言わしたいです。思いっきりスライドさせたい。
思いっきりコケて、思いっきり笑いたい。思いっきりトライして思いっきりメイクしたい。
そして何より思いっきりオシャレして、思いっきり街で滑って、思いっきりカッコつけたい!
以上の願望が僕をずっとここまで虜にしているスケートボードの魅力だと思います。
「LIBE BRAND UNIVS.」定価¥1,050。 どうぞ宜しくお願い致します。
ここまで読んでくれてありがとうございます。早く怪我治します。それでは。
森田貴宏
http://item.rakuten.co.jp/cs-skate/libe-dvd-libebranduniv/



skate column森田 貴宏
1回目 2010/9/15 『FAR EAST SKATE NETWORK』
2回目 2010/10/6 『スケートビデオ』
3回目 2010/10/20 『日本のスケートビデオ』
4回目 2010/11/4 『スケートエンターテイメント』
 
 
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