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surf columnSURF COLUMN 2015/12/2  

ヒゲ散歩(奈良英司)
発足15周年を迎えたTOKYO発ブランド”73R”を有する、SEVEN THREE FACTORY代表。
1973年TOKYO生まれの、TOKYO育ち。サーフィン歴は、意外にもう26年。
左利きのグーフィーフッター。TOKYOブランドを世界へ向けて発信中。
http://www.73-r.com/
1回目 2015/12/2 『ヒゲとサーフボード』
2回目 2015/12/16 『ヒゲ散歩』
3回目 2016/1/6 『ヒゲとTATTOO』
4回目 2016/1/20 『ヒゲとTOKYO』

『ヒゲとサーフボード』

俺が文章を書けるはずないのですが、LION HEADのモジャからご紹介いただき、
頑張らないワケにはいかないので、ゴーストライターにお願いして4回のコラムを仕上げたいと思います。(笑)
まず今回はサーフボードについて。ここ最近の板はこんな感じです。




写真はすべてSPEC SURFBOARDSのもの。
インタースタイルやうちの展示会などでも、自分のボードを展示していますが、
けっこう多くの人たちが、俺らの作った服よりもサーフボードに興味を持ってくれたりして。(笑)
普通だったら、どんな板を作るか決めるときって、
まず今どんなサーフィンしたいかを思い描く人が多いと思うんだけど、
俺の場合はハッキリ言って“カッコから入るタイプ”なんで、
まず決めるのはデザインやカラー。
それが最優先で、板のモデルなんかを選ぶのは、実際けっこう後回し。
というのも、波に乗れないと何も始まらないんで、
基本的には“短くて、テイクオフが早い板”ばかり作っていて、
そういう俺の好みを分かっているシェイパーに削ってもらっているから、
いちいちディテールに関してはこと細かく説明しなくてもいいんですね。
サーファーにとって、そういう信頼できるシェイパーが身近にいるっていうのは、かなりデカイこと。
だからデザインを考えることにフォーカスできる。
俺の場合、SPECとCrystal Dreamsで毎年最低1本ずつは板を作ると決めています。
特にSPECのシェイパーBAYASHIは73Rのライダーでもあり、本当に長い付き合い。
新しい板って何回か乗ってみないと慣れないものだけど、
BAYASHIが削った板は一発めからしっくりきてしまう!信頼しています。
そんなSPEC、Crystal Dreamsとは、毎年9月に“SURF RIDERS CUP”という大会を開催しています。

いまやエントリー200人以上、ギャラリー含めたら500人以上の規模。
自分たちがワイワイやっている感を感じられる大会にしたかったのと、
勝てたら楽しいので始めたようなもんですが、始めて5年、良い大会に成長してきた気がしています。
クラスが少ないと勝ち上がるのも難しく、上手いヤツがどうしても勝つ。
だからあえてクラスを多く設定して、少しでも多くの人に勝てるチャンスを与えられるよう、
毎回考えて企画しています。何度も言うようですが、勝ったら楽しいワケだからね!
2社のサーフボードメーカーが合同で開催する大会なんて、なかなかないと思うし、
SPECとCrystal Dreamsは板のスタイルもまた違うので、見ているだけでも楽しいです。
そこにうちのアパレルが入ることで、またオシャレ感もUPするっていう!! (笑)


ちょっと話しは脱線しましたが、
とにかくサーファーは、っていうか男ならカッコつけなきゃ、つまらないと思う。
だから俺の場合、サーフボードもファッションの一部のように考えて作る。
そこで、いかにスタイルを出せるかは大きなポイント。
ちょっと変わった、「なんだあれ?」みたいな板を、海で普通に乗りこなしてたら?カッコいいでしょ!?
そこ狙っていくべきだと思うんですよ。やっぱりね。あくまで持論ですが。(笑)

Text / Nao Shilin Anzai(editor・bikini addict)


surf columnヒゲ散歩(奈良英司)
1回目 2015/12/2 『ヒゲとサーフボード』
2回目 2015/12/16 『ヒゲ散歩』
3回目 2016/1/6 『ヒゲとTATTOO』
4回目 2016/1/20 『ヒゲとTOKYO』
 
 
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