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COLUMN |
SURF COLUMN 2014/1/8 |
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『出会い、そしてつながろう』
一回目のコラムで「横乗日本映画祭」を開催することにしたきっかけについて書いたけれど、
開催までの過程については触れていなかったので、今回はその話題。
昨年、映画祭の開催を思いたってから半年ほどで実現にこぎ着けた。
でも、当然、何もない所からそんな短期間でできる訳がない。
それまでにある程度の助走期間があったんだ。
2009年、2010年と続けて自身の出演作が映画館で公開されるという幸運に恵まれた。
この経験が後に、映画祭開催につながっていく。
一作目は「VELVET moa2」
これは渡部祐司監督作品で、
タイラー ウォーレンを始め、個性豊かなサーファー達がニュージーランドをサーフトリップする映画。
二作目は「Hiratsukanian THE GOOD NEWS」
これは竹井達男監督作品で、出演者はmo3こと私、劔持良輔ただ一人。
(「どんだけ、自分好きなんだ」と思われるかもしれないけど…)
劔持良輔の一年間を追ったドキュメンタリーショートフィルム。
ここまで読んでくれた人は
「無名な作品をなぜ映画館で上映することができたのか」と
疑問に思うだろう。
その経緯を簡単に説明すると、
まず出演者や監督との出会いがあって、作品に出られることになった。
そして、完成後にプロモーションをしていくうちに、
また出会いがあって映画館での上映という機会が巡ってきた。
すべては「人との出会い」から始まっている。
ありがたいことに、普段から出会いにはとても恵まれている。
そのひとつひとつを丁寧に繋いでいったら、映画館上映が実現した。
さらにつなげていったら、映画祭まで規模が大きくなっていった。
これは個人的な意見だけど、映画館での上映はすごく特別なものだと思う。
大きなスクリーンでたくさんの人に見てもらえて、最高に幸せだと感じる。
それと同時に「これからもっといい作品を作っていかなければ」と身が引き締まる思いになる。
製作する側にとって、大事なものが詰まっている気がするんだ。
この特別な感じをもっと多くの映像関係者に経験してもらいたい。
全国の海、山、街で横乗りの作品を作っている人々がいて、
多くの人に観てもらいたい作品がある。
漠然とだけど、みんなの作品を上映する場を作りたいと考えるようになっていった。
だから映画祭が開催できるようになった時に真っ先に考えたことは、
できるだけ多くの作品を紹介したいということだった。
そのために、日替わりで多くの作品を上映するスタイルをとった。
第一回は14作品、第二回は16作品を一週間で上映した。
全国から様々な作品がよくこれだけ集まったと思う。
これも「人とのつながり」があってこそのこと。
もちろん、数を多く集めれば中には荒削りなものもあったりして、課題はある。
でも今は「映画館の特別感」を経験したみんなが、
さらにいい作品を作ってくれることを楽しみにしている。
横乗日本映画祭は「人とのつながり」の結晶のようなものだと思う。
いつも支えてくれる多くの人がいて成り立っている。
だから、この映画祭を 人が出会い、そしてつながる場にしていきたい。
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