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COLUMN |
SURF COLUMN 2010/1/6 |
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『ダイエットと減量』
皆さん、明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い致します。
さて、今回は皆さん気になる話題「ダイエットと減量」について軽く基本的なことを語ってみたいと思います。
職業柄よく「どうやったら簡単に痩せられるか」、
「おなか周りの脂肪だけ落としたいんだよね~」
なんて質問をよくされるのですが、
結論から言うと、
楽して痩せることは出来ません。
楽して金儲けが出来ないと同じ事で、ダイエットにもある程度の知識と努力が必要ってことです^^
まず「太る」メカニズムは摂取カロリーが消費カロリーを上回り
余分なエネルギーが脂肪となって体内に貯蓄されることですよね。
だから痩せるにはその逆をすれば良い。
要は運動量を増やせないなら食事を抑える。
食事量を抑えたくなければ運動量を増やす。
もちろん運動量を増やして食事での摂取カロリーを抑えると最も効果的です。
それと、基礎代謝は加齢と共に落ちて行くので、
筋量を増やしたりして基礎代謝を上げることも効果的でしょう。
脂肪は全体的に落ちていくので腹だけとかの部分痩せも基本的には無理ですよ。
そして、格闘家が試合前に行っている減量ですが、
これはダイエットとはちょっと違い、
計量日の体重計に乗る数秒間だけリミットの体重にしていればOKなんです。
だから、計量をパスした選手は直後に大体2~3リットルの水分を摂取して体重が2~3キロ戻ります。
計量は試合の24時間前なので、個人差はありますが試合当日には体重が5~10キロは戻ってます。
特に外国人選手は戻りが大きくて前日とはまるで別人になってるから困ります^^:
減量方法には個人差はありますが、
多くの選手は試合1ヶ月前位から運動量を増やすと同時に
食事制限で筋量をできるだけ落とさず極限まで体脂肪を減らして行きます。
そして計量当日、
サウナスーツを着込んでランニング等の軽い運動をしながら一気に2~4キロの水抜きをします。
最近は水抜き期間が長ければ長いほど体に良く無い事が分かってきたので
水分カットはギリギリまで押さえるのが主流になって来ました。
例えば、脳を衝撃から守るためにある脳の周りの水分も長期の水抜きにより減ってしまい、
パンチのダネージを吸収出来ずに脳出血なども起こりやすくなるそうです。
なので、最近は「明日のジョー」に出てくるような飲まず喰わずの無理な減量をやる選手はほとんどいません。
こうして選手は筋量をキープしながら脂肪をカットすることで
相手より少しでも有利な条件にもっていくのです。
同じ体重、同じ技術だったら筋量の多い選手の方が有利ですからね。
いずれにせよこの『減量』は少なからず体に負担が掛かるので、一般の方にはお薦め出来ません。
絶対真似しないで下さいね。
痩せたいのだったら、まず軽いランニングと軽い筋トレ、
そして甘いものと脂っこいものをチョコッとだけ我慢する位が良いんじゃないでしょうか。
結局、ハードな事をやっても続かなきゃ意味が無いですからね。
何事も『継続は力なり』です!
※ダイエットと減量についてもう少し深く知りたいと言う方は、
自分の先輩で元サンボ世界王者の佐々木豊さんが書いた著書
『格闘家に学ぶ体脂肪コントロール』が
誰にでも解りやすくお薦めです。
佐々木さんのブログも必見。
http://blog.goo.ne.jp/yutafatoff/
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