橋本貴興｜スノーコラム｜ボードカルチャー＆ファッションのビジネス展示会：インタースタイル

　COLUMN

SNOW COLUMN 2014/7/2

橋本貴興(はしもとたかおき) Hassy 1975/9/24生まれ　B型　大阪府出身　長野県在住プロスケートボーダー＆プロスノーボーダースポンサー Snow： k2snowboarding, HOLDEN, dye, GALLIUM,POST Skate：Alien Workshop, Emerica, Nixon, EXPRESSION, redi, Thunder, Lifetime.Herschel, Fizz Bearings, Power Bomb skatepark, MO3 store Blog 『HASSYTIMES』http://hassytimes.seesaa.net/
1回目	2014/6/18	『ルーツ』
2回目	2014/7/2	『好循環』
3回目	2014/7/16	『2足のわらじ』
4回目	2014/8/6	『旅』

『好循環』

夏はスケートボード、冬はスノーボードの生活を始めて早20年。
スケートボードがルーツの僕は、
ジャンプやレールトリックに憧れて雪の上にスケートボードを持ち込んで滑っていた。
少しのコブでもいっぱい飛べたり、
スケートボードで出来ないグラブトリックも簡単に出来たりするのがすごく楽しかった。
でもいつ頃からか、スケートとスノーの共通点を生かすのは良いけど、
スケートの延長で"ちょこちょこ"やってても限界がある。
もっと基本的な滑りやターンの質を上げたsnowboardingをしないと
次のステージには行けないなと思うようになった。
それからニセコや白馬の素晴らしい雪山を見ながら少しずつ体験していくうちに、
スケートともサーフィンとも違うスノーボードにしかない魅力は何なのだろうと考えるようになった。
雪が良ければゲレンデの同じ場所でトリックを楽しむ滑りも超楽しいけど、
やっぱり雪国の日本にはゲレンデ以外の山にも雪を沢山蓄えて滑れる場所があるし、
何より人混みでガヤガヤしていない雪山での静寂な自然の空間は魅力的で刺激的で心地よかった。
『自然音だけの非日常的な空間』
そう言う経験を少しずつ重ねて行くうちに、雪や山にも今まで以上に興味が湧いてきました。
そんな気持ちの変化が高まっていたタイミングで、
南浦高志くんに白馬バックカントリーでの撮影に誘ってもらい、
天気も雪も最高で、あとは自由なラインを「どうぞっ」て言うコンディションで２本滑って2本とも転けた。
勢いだけの完全に経験不足...それで完全にハマりましたね！
転けた悔しさもあったけど、
その事よりも、まだまだスキルも知識も足りてないって言う事がわかって、
上手くなったら自分次第でフィールドは無限大に広がると言う事が嬉しかった。
その辺りから、山滑りに興味が出て来たのかも!?
雪の降る山に囲まれた長野北信エリアに住み出して、
スキー場が家から見えるような環境、まわりにはキャラのたった独立峰に連峰
そういう楽しい遊び場が近くに沢山あるのに行った事がない、名前もわからないっていうのが
納得いかなくて少しずつ掘り下げていったら、またsnowboardingにも繋がった。
物事は色々繋がってるね。
僕の場合、
スノーボードからsnowboarding→山滑り→テント泊山滑り→山登り→山登りキャンプ→山菜採り→
新鮮な物美味しい→作りたい→家庭菜園→栄養豊富→体調子良い→いっぱい登ってsnowboarding!!!
こんな好循環理想的やね(笑)。
ほな。

雪山への筆入れ　photo：Gaku Harada

妙高外輪山での幕営　photo：hassy

１本滑った後の最高なビール　春の立山　photo：Shin Otsuka

橋本貴興(はしもとたかおき) Hassy
1回目	2014/6/18	『ルーツ』
2回目	2014/7/2	『好循環』
3回目	2014/7/16	『2足のわらじ』
4回目	2014/8/6	『旅』