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 COLUMN

skate columnSNOW COLUMN 2010/5/19

 

中井 孝治
B型 26歳 1984年3月10日 倶知安町生まれ札幌育ち
ホームマウンテンはニセコです。
スノーボード歴は、、、小6から始めたので今シーズンで14年経ちました。
でも全然飽きずに毎日ボードのこと考えている、ボードおたくな北海道人です。
最近はパウダーばっかり滑ってるけど、パークもパイプも大好きです。
ちょっと前までは大会メインでしたが、ここ2、3年はバックカントリーにはまっちゃいまして、なるべく柔らかいところを求めて滑ってます。
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1回目 2010/5/19 『日本とアメリカの山の環境が違いすぎる!!』
2回目 2010/6/2 『オフシーズンの楽しみ』
3回目 2010/6/16 『結婚式』
4回目 2010/7/7 『Mt. Hood』

『日本とアメリカの山の環境が違いすぎる!!』


はじめまして、中井孝治です。
倶知安町生まれ、札幌育ち&在住のスノーボーダーです。
吉野さんのお願いでコラム書くことになりました。笑
最初は何を書いていいのかわからなかったのでやるか迷ったけど、
みんな書きたいこと書いてるみたいだから、
僕もそんな感じで最近思ったことを書こうと思います。


僕は今、アメリカのロスから車まで5時間くらいかかる、マンモスマウンテンに来ています。
red eye's filmの撮影メイン&軽く練習したいなぁって感じで、
4月27日から14日間の滞在予定でマンモスに来ましたが、
楽しい時間もあっという間に過ぎて、今はロスの空港でこのコラム書いてます。
あと2時間もすれば日本行きの飛行機に乗るので
それまでには終わらせたいなぁと。多分終わらないけど、、。





この写真見たらパウダー気持ち良かったって思い出しちゃいます。
じつはこれ、マンモスマウンテンに行った初日、4月27日なんです、やばいでしょ?!!
たまっているところでは、すね上で、最高でした~!!!
それにしても、だいぶならんで乗ったゴンドラ。
いっぱいの人がいますね、スキーヤー、ボーダー、、パウダー嫌いな人なんていないですよね。
このあとずっとゴンドラで流してました。


話は変わるけど、マンモスマウンテンで毎年恒例?!のスーパーパークっていうのがあるんだけど、
今回はそのパークで4、5日間撮影させてもらいました。
スーパーパークは限られた人(世界各国から集まってるライダー70人くらい??)しか
入れない撮影用のパークで、サイズも撮影用だから、かなりでかいアイテムばかりでした。
多分一番小さいのでも20メートルくらいはあったと思うし、一番でかいのは30メートル弱ありそうでした。
アイテムの形もめずらしくて面白いものが多いから、いろんな遊び方が出来るようになっていて、
天気がいい日は朝から夕方まで休まず滑り続けてる日もありました。
普通のメインパークも日本ではありえないくらいのサイズ、クオリティ、アイテム数で最高に調子良かったです。

そんなパークを毎日滑れたら、、、絶対上手くなりますよね!
だって、一番小さいキッカーで20メートルくらいあるのに、
それを流して毎回飛んでたら、うまくならないわけがないっすよね。笑
実際アメリカには無名でもたくさん上手い人がいます。
ほんとにいっぱいいます。
日本人よりアメリカンやヨーロピアンのほうが上手な人が多いと思います。
でも、それは才能とかよりも環境の違いが一番デカイんじゃないかと、マンモスに来て実感しました。
はっきり言ってこれは環境が良いからだと思います。

だから、日本にマンモスみたいなパークがあれば最高なんだけど、、、今は難しそうかな。
まずサイズ的に大きいのは危ないから作ってもらえなさそうだし、
パークがあってもキッカーやランディングが調子よくないなど、
マンモスに比べるとやっぱり日本のパークの環境は、違いすぎてるなぁって。

だから、ぼくたちは海外に行くしかない!
じゃないと日本のライダーはいつまでたってもインターナショナルには上がれないし、
追いつくどころかどんどん離されてしまう。

僕はスポンサーのおかげで、
夏に海外、アメリカのマウントフッドや、ニュージーランドに毎年滑りに行っていて、
日本人のライダーの中では恵まれた環境にいるほうだとおもう。
実際に僕より海外に行きたくても行けないライダーもいっぱいいるし、
夏に練習できるなんてめちゃくちゃ最高だけど、
アメリカにいれば、マンモスみたいなところは7月までパークがあるし、フッドはずーっと夏も滑れるから、
アメリカ人なら海外に行かなくても夏も最高のパークがあって一年中滑れる環境もあるし、
スキルアップするだけのクオリティを誇るパークもある。
もし日本にそんなパークがあったら、絶対行くし、その近くに住んで出来るだけ長く滑れる環境も作ると思う。

でもないから、行くしかない!ってことで、また来年もマンモスくることに決めちゃいました。
何を言いたいのかちょっとわからなくなってきたけど、
一言でいうと
『もっと上手くなれる環境、始めたばかりの人も上手な人も楽しめるようなパークが日本に出来てほしい!
どっか作ってくれ!!』ってことです。
せっかくハーフパイプ、ボーダークロス、アルペンでオリンピック種目にもなってるのに、
スーパーパイプ(オリンピックサイズのパイプ)が常備されてるところはないと思うし、
(少なくとも北海道にはないです)
あっても大会の時しか滑れないなど、
ほかの競技に比べると練習する環境がよくなさすぎて、、
でもパウダーばっかり降るから(個人的にはパークよりもパウダーが好きだけど。。)、
そっちに行っちゃって、全然パークで滑る時間も減ってきてるし、練習しなくなっちゃうんだよな~。

そう考えると、やっぱカズはヤバい!!!
環境では確実に負けてると思うし、滑走日数も外人に比べると少ないほうだと思うけど、
かっこいいヤバい滑りするしね。
だから環境がもっと良くなってカズみたいに、
世界で活躍できる若い子たちがたくさんでてくるようになったらいいなと願ってます。

とりあえず、コラム1回目はこのへんで閉めておきます~




snow column中井 孝治
1回目 20105/19 『日本とアメリカの山の環境が違いすぎる!!』
2回目 2010/6/2 『オフシーズンの楽しみ』
3回目 2010/6/16 『結婚式』
4回目 2010/7/7 『Mt. Hood』
 

 
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