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skate columnSKATE COLUMN 2014/10/1

 

清水潤
1981年4月27日生まれ、岡山県津山市出身、福岡在住、一児の父、33歳。
福岡を拠点としたFLCというチームの代表をしながら、家族や仲間・スポンサーに恵まれ、
サラリーマンをしつつスケートボードをしています。
Sponsor:Lesque Skateboards, Dorcus, Colt Wheels, Destructo Trucks,
the bearing, Fortunato, DNA Optics, Murasaki Sports,
skateboyz, 萬六, イナンクル, FLC

1回目 2014/8/27 『努力/才能』
2回目 2014/9/2 『スケートボードがうまくなる最大のコツ』
3回目 2014/9/17 『偉大なる先生』
4回目 2014/10/1 『運とチャンスと自分。』

『運とチャンスと自分。』

来ました、4回目。
最後です。

読んでくれてる皆さん、ありがとうございます。

これまで3回に渡り熱血教師みたいなことを書いてますが、最後の1回もお付き合い願います。


さて、これを書いている今、私はLesqueのネクストDVDの撮影真っ最中です。
10月で締め切りなのでもはや一刻の猶予もありません。

そしてそれが終われば自チームFLCの撮影が続きます。
ってか、LesqueもFLCも平行して進めてるんですけどね。
まぁ息つく暇もないって感じです。

COLUMNの中で良く出てくるLesque skateboardsとは?
もはやこのCOLUMNを読んでるマニアなあなたなら、知らない人はいないはず。
泣く子も笑うファミリー感たっぷりな日本最高峰のドメスティックSKATE COMPANYです。

詳しくはこちらのHPを見て下さい。
http://lesque.com/

僕がLesqueに乗るようになったきっかけはもう何年前か忘れてしまったけど、
とある年のまさにこのCOLUMNを書かしてもらってるインタースタイルでした。

社長のつかっちゃんこと森川 司氏に
「デッキのスポンサーどこだっけ??」
とトボケてかわざとかしりませんが、ひやかしのごとく話かけられたことが始まりでした。

当時僕はBlueprintに乗っていて、
とても大好きなブランドだったし、Lesqueの誘いが本気だと思ってなかったし、
俺じゃあ激ウマ集団にはついていけないだろ・・・。
という3本の言い訳により、その話をスルーしてました。

しかし内心はこの激ウマ集団とスキルを比較されるのが嫌だってのが正直なところだったと思います。
いわゆる逃げですね。なんせ本当の自分はLesqueを選ぶべきだろうと知ってましたから。ださいですね。

それをプッシュしてくれたのは、現在は浅草の地下街でフウライ堂を営むVallely君でした。

ヒデさん(田中 秀典)とVallely君は福岡出身の無名な僕が、
関東に行った時に多くの時間を割いて撮影してくれたFilmer,Photographerです。
そしてVallely君の協力のおかげで僕はTRANSWORLDの特集を組む事ができたわけで、
感謝してもしきれないお二人なのですが、
そんな彼に八王子プラネットパークに連れて行ってもらったことがありました。

その日、なんとたまたまLesqueクルーも来ていて、
そんなこんなを相談していたVallely君が僕に
「潤君にとってLesqueに乗らない理由がないよねー。」
こんな感じの一言だったと思います。

福岡に住んでいる僕は、八王子のパークにはその一度しか行ったことが無いし、
Vallely君とも滑ったのはその一回だけだし(他は全部撮影)、
そのたった一回×一回の日に奇跡的にLesqueクルーや社長のつかっちゃんが来て、
もう一度話ができたってことはまさにミラクルだったと思います。

それからしばらくして、僕はLesqueに乗ることになりました。

そして今、フルレングスに向けて人生最高のパートを目指し、
果てにはシグネチャーを夢見ながら撮影をしています。

きっと来年にはLesqueフルレングスがドロップされると思うので、楽しみにしてて下さい。


そして最近もう1つ、自分にとって大きな出来事がありました。
大阪のヴェニスさん率いるDORCUSから、なんとまさかのシグネチャーハットが出ました。

僕はDORCUS,ヴェニスさんとはもともと大きな繋がりがある訳ではなく、
ただ純粋にDORCUSのハットが好きで、ファンとして被っていただけです。

きっかけとなったのは、DORCUSのライダーの本多 和人さんに
「いいな~、俺も入りたいな~。」と話をしたのがきっかけだったと思います。

その後、ハットをかぶり続けメディアに出てたことや、
岡山のスーパースターおっくん(奥村竜一)や、
清水一人さんなどの繋がりもあり、単なるファンからライダーに。

そして気づけばまさかまさかの奇跡のシグネチャーが出てしまいました。
まったく予想もしてなかった出来事です。びっくり仰天。
本当にありがとうございます。


そして、こうやって並べると色んなタイミグで幸運がつながり、
めちゃくちゃ運がいいように聞こえるかもしれませんが、僕は残念ながら運のいい方ではないと思います。

もちろんこうやって幸運に恵まれることもありますが、運が言い訳ではない自分なだけに、
そもそも幸運やチャンスってのは待つのではなく掴み取るものだと思うようにしてます。

よくこの世界では「がっつけ!」と言われます。

これは言葉を変えると、「チャンスを自分で作って、幸運を掴みに行け!」ってことだと思います。
チャンスが目の前にあるのに、それを掴みに行かなかったらチャンスがチャンスじゃなくなります。

掴みに行けばチャンス。スルーしてしまえば単なる出来事。全然違います。

たくさん行動して、行動する度にがっついていけば、それだけ多くのチャンスと幸運がゲットできる。
「行動数×がっつき数=チャンス&幸運数」かな、と思います。

なので、チャンスと幸運は掴みとるものだと思っています。

そして、がっついて幸運をゲットし、結果を残した後、ようやく得られるものが評価です。
評価されることによって、ようやくサポートしてもらえるようになり、
物品が支給されたり、お金ももらえるようになったりするのです。


スケートボードは滑ることは一人でできるけど、
撮影したり、写真撮ったり、何かをしようとする時には、決して一人じゃ何もできません。

そういう活動ができたり、サポートして物品などがもらえたりするのも、
すべて周りの理解、支えがあってこそです。

なので、やっぱり何より感謝の気持ちを忘れてはいけません。
そしてその気持ちを、養ってきたがっつきと行動力をフルに活かして、恩返しすることも忘れてはいけません。
ライダーとして人としてのあり方じゃないかなと思います。

ということで!
これからも行動して、がっついて、チャンスと幸運を掴み取り、
感謝の気持ちを忘れずに今まで以上に精進していこうと思います。


そして最後にこの場を借りて、感謝の言葉を。
Lesque、Dorcus、Colt Wheel、Destructo、the bearing、DNA Optics、Fortunatoの各メーカー、
ムラサキスポーツ、かわしま企画、Advance、Charlieの皆様、フックアップしてくれた皆様、
応援してくる皆さん、ありがとうございます。

スポンサー以外にも、本腰据えて一緒に活動してくれるFLC、
特に無くてはならない存在のマイメン、ニシコウ&レオ。
離れてても刺激を与えてくれるゴーやヒトシ、Photographer DICEKなどのメンバー。
そして何より自分の兄貴、嫁さん、家族にも。

いつもありがとう。これからも迷惑かけていくと思いますので、よろしくお願いします。

Junn



skate column清水潤
1回目 2014/8/27 『努力/才能』
2回目 2014/9/2 『スケートボードがうまくなる最大のコツ』
3回目 2014/9/17 『偉大なる先生』
4回目 2014/10/1 『運とチャンスと自分。』
 
 
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