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COLUMN |
SKATE COLUMN 2011/8/17 |
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『初めての撮影』
さて、コラム二回目。
今回は昔話をさせてもらいます。
2000年から2005年頃までは活発にスケートしていたので、
光栄な事にちょいちょいメディアに出させてもらえてました。
当時の雑誌等を押し入れから引っ張りだして見返すと、
あんなモノやこんなモノ、色々あって本当に懐かしい限りです。
そこでふと『一番最初に雑誌に出たのってなんだろう』と思い、
古い記憶を手繰ってみると、恐ろしい事実を思い出してしまいました。
それは確か、高校一年生の春。地元のスポットで滑っているときの事。
いつもはどっしりと構えた先輩達がその日は妙にそわそわしていて、
『お前何やる?』とか『アレを撮りたい』とかいつもとは明らかに違う雰囲気。
僕 『なんかあるんですか?』
先輩『今日は雑誌の撮影が来るんだよ、コボも良いのメイクれば使ってもらえるんじゃない?』
僕 『マジっすかそれーーーっ』
先輩『ヤルッきゃねーべ』
僕 『そうっすねー』
こんなチャンスは滅多に無いとばかりにバリスケしていると、
明らかにスケーターではなく、しかも普通の大人とも微妙に違う雰囲気の人が2,3人現れ、
(今思えば、初めて見た業界人?だったんでしょう)
先輩と軽い挨拶をして撮影を始めたわけです。
みんな得意なトリックをやったり、出来もしない事をやったりと、
いつも以上に熱いセッションが1,2時間繰り広げられ、幸いな事に僕も一枚撮ってもらえました。
よーし、これで雑誌に載れる=モテるぜ。
なんて単純で不純な事を考えながら、先輩にどの雑誌に載るのか尋ねると、
先輩『テ○ーンズロードだってよ、“スケーターは悪(ワル)だ!”って特集らしいんだよね~』
僕 『それ、ヤンキー雑誌じゃないですか!』
恐る恐る、発売日に友達と本屋でチェックすると、僕の写真も小さいけど出てる出てる。
特集のタイトルは微妙に変わっていて、“街の荒くれ者スケーター!”
雑誌に出れたのは嬉しいけどコレは恥ずかしい。
実際はちっとも荒くれてないチンチクリンのボーヤですからねぇ。
僕の通う学校はガラが悪かったので、あんまり目立ちたくなかったんですよね。。。
でも、こんな小さい写真なら誰も気づかないだろと思いきや、ヤンキーのチェック半端なし。
小さい写真も見落とさず、あっという間に学校中のヤンキーに知れ渡ってました。。。。
翌日には話した事の無いオッカナイ先輩から、声かけられて色々連れ回されたり。
ヤンキー女子に『スケボーの写真見たよー、カッコいいじゃーん、お昼一緒に食べない?』
とか言われてしまう事態にまで発展。
ありがたいんだけど、申し訳ないんだけど、モテたい対象がちょっと違う。
とは言え、ヤンキー雑誌効果ってのは凄いもので、
イジメられっ子になってもおかしくないキャラの僕なのに、
その後の学校生活は本当に快適に過ごせました。
その雑誌も保管しておけば、良い想い出の品(ネタ)になったんでしょうけど、
当時は気恥ずかしくて入手しなかった事が本当に悔やまれます。。。
誰か持ってる人いたら見せてくださーい。
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